ヒエロぐり

DTMer hieroglyph が綴る作曲記

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常識を疑うことと音楽は素敵

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「常識を疑え」的なフレーズは手垢がつきすぎて新鮮味がないし、そもそも「常識ってなによ?」と反論したくなるのですが、それでもやはり常識は疑うべきというのが僕の考えであります。

 

僕が学生の頃、隣の家にロシアから留学生がやってきて(とーーーーっても綺麗な女性でした)、暇だった僕は隣の家のオヤジと一緒に新潟の観光ガイドをしたことがありました。

 

隣のオヤジの運転で観光していて、車中そのロシア人と身振り手振りのカタコト英語で話していました。

 

色々話していた中で、彼女のロシアの実家がモスクワに近い、という話になりました。

 

僕が「家からモスクワまで車でどれくらいかかるの?」と聞いたところ、彼女はピースサインをしました。つまり「2」ということですね。

 

 

なるほど、車で2時間ならまあ近いかな、と思い「2時間かかるの?」と聞いたところ、彼女は笑って「NO」。

 

2分ということはないだろうし・・・「20時間?」彼女「NO」。

 

よくよく聞いたところ、答えは「2日間」。

 

広大なロシアを移動するにあたって、車で2日は「近い」ということなんだけど、そのときつくづく僕は常識や先入観にとらわれていたなぁ、と思いました。

 

この一件で僕がワールドワイドな思考の持ち主になったかといえば笑顔で「NO」ですが、少しは視野が広がったのではなかろうか、という体験でした。

 

手品師が一番騙しやすい人は「専門家」、一番騙しにくいのが「こども」と、何かの本で読んだことがあるのですが、いかに常識や先入観が目を曇らせているかということを表す話ですね。

 

ちなみに彼女はペットショップボーイズが好きでした。僕もペットショップボーイズが好きだったので話が盛り上がったし、そのおかげで少し心の距離が縮まったような気もしました。

 

音楽って素敵ですね・・・GO WEST