そんなに大きな声では言えませんが、僕は結構激しく方向音痴です。
方向感覚は英語で「sense of direction」という(らしい)ので、方向感覚のセンスが全くない、ということになるでしょうか。
「音楽のセンスがない」よりは幾分マシかもしれませんが。。。
車を運転している時は、ナビちゃんが優しく導いてくれるので、それほど方向音痴さを披露する機会はないのですが――この方向音痴さを存分に発揮できるのは、「ぐるぐる回って上った挙句、右往左往した果てにやっと駐車したものの、入口へ行くのも一苦労するショッピングモールの駐車場に止めた車を探す時」なのです。
そうです、あの忌まわしき立体駐車場のことです。
大きな施設の立体駐車場で、どこに車を止めたか分からなくなると、それはもう「悲惨」という以外に適当な言葉が見つかりません。
以前、一人でとあるデパートの立体駐車場に車を止め、用事を足した後車を探しに駐車場をぐるぐる回っているうちに、自分がどこにいるかが分からなくなってしまい、故にどこに車を止めたかが全く分からなくなってしまい、泣く泣く駐車場をさまよい続けたという切ない経験をしたことがあります。
「Fの2だったっけ?もう一階上だったっけ?いや、やっぱりFの4だったような・・・」などと一人でぶつぶつ言いながら歩き回り、かなりの時間を費やして探し回り、半べそ状態でやっと見つかった場所がGの5で、「G-5って新世界かよ!」ってつぶやいても当然誰の突っ込みもなくて、久しぶりに泣きそうになりました。
デパートの総合窓口に行って「迷子の車を探しているんですけど・・・」と相談しようかと本気で思いました。
これに懲りて駐車位置は厳重に覚えておくようにしているのですが、三次元でぐるぐる回っているともう何がなんだか。。。
ちなみにメジャーどころで「方向音痴」という曲はあるのかな・・・と思って検索したところ、「たま」というバンドに「方向音痴」という曲があるみたいです。
初音ミクの曲もあるみたいですね・・・僕が「方向音痴」という曲の歌詞を書くなら「あの子も好きだし この子も好き 恋路がみえない僕は方向音痴」みたいなのになるような気がします。
かつて「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が話題になったことがあったと思うのですが、僕は自分のことを「人の話は聞くけど、地図が読めない男」だと思っているので、その本は読まないと決めました。
だってタイトルからして納得できないんだから、しょうがないですよね。