ヒエロぐり

DTMer hieroglyph が綴る作曲記

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豹変しよう、そうしよう

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ふと、「「豹変」という言葉があるけれど、豹の何が変わるんだろう?」と考えてしまった。

 

豹変ってそんなに頻繁に使わないですけど、「私の彼って昼はおっとりしているのに夜は豹変して激しいの」みたいなときに使いますよね。 

 

いったん考えてしまうと、服についたしょうゆのシミのようになかなか頭の片隅から離れない。本当にどうでもいいことなんだけど。

 

というわけで、「豹変」をググってみたところ、語源由来辞典によれば豹変とは

 

『「易経(革卦)」の君子豹変す、小人は面を革む(あらたむ)」に由来する。

これは、豹の毛は季節によって抜け替わり、斑紋が鮮やかになるように、徳のある君子は過ちを改めて善い方に移り変わるが、小人(徳のない人)は表面的に改めるだけで本質は変わらないといった意味である。

つまり、良い方向へ変化することを言ったのものだが、現在では悪く変わる意味で用いられる。

豹変が悪い方に変化する意味となったのは、「小人は面を革む」までを含めたというよりも、「豹」という動物の恐ろしいイメージから連想させたものと思われる。』

  

とあるではないですか。

 

本来「豹変」とは良い方向へ変わることをいう言葉、そして何が変わるかというと、豹の毛の生え変わりのによる斑紋の変化のことなんですね。また賢くなってしまった。

 

しかし豹変の本来の意味を知ってしまった今、「豹変」という言葉を使いにくくなってしまったような気がします。

 

というのも、本来の良い意味での「豹変」を使えば一般的な感覚と微妙にずれて違和感を感じるような気がするし、悪い意味での「豹変」を使えば、違和感は感じないだろうけど「本来の意味とは違うんだよなぁ」という思いが残り、すっきりしない感じがする・・・ような気がするのです。

 

そんな訳で、今後「豹変」は良い意味にも悪い意味にもとれるような場面で使うのが無難なのではなかろうか、と考えています。

 

例えば「私の彼って昼はおっとりしているのに夜は豹変して激しいの」みたいな。