ヒエロぐり

DTMer hieroglyph が綴る作曲記

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音楽の禁則に関するとっても短い考察

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音楽の理論を勉強していると「禁則」という言葉がでてきます。

 

何が禁則か、というのは勉強すればわかると思うのですが、なぜ「禁則」という概念●●が生まれたのか、というのがずっと疑問でした。

 

例えば絵を描くのに「禁色」、使ってはいけない色ってないですよね。

書を書くのに「禁字」、使ってはいけない字ってないですよね。

 

絵を描くにも書を書くにも音楽を作るにも、想像して創造することが重要な分野において、どうして想像を狭めるような「禁則」という概念●●が生まれたのか、不思議だったのです。

 

で、先日とある本を読んでいたところ「中世ヨーロッパでは音楽を神に捧げていた」という記述を見つけました。

 

なるほど。

 

音楽が神に捧げることを目的に作られていたならば、禁則という概念が生まれてもおかしくないかもしれない。

 

「神へ捧げるのにふさわしくない音楽がある」という考えが出てくるのは自然なことだと思うし(神への冒涜だ)、だからこういう音(の並び)は神に捧げる音楽としてふさわしくないから禁止にしよう、という考えが出てきてもおかしくないかも。

 

と、思い至ることとなりました。

 

もちろんこれは僕の超個人な意見というか思い付きであり、音楽史的には違う理由で「禁則」ができたと思うのですが、ネットでサッと調べた感じだと禁則のできた理由は分からずじまい・・・

 

「神様」相手なら禁則という概念が生まれてもしょうがないか、と腑に落ちたのでした。