ヒエロぐり

DTMer hieroglyph が綴る作曲記

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つまみ食いでも美味しい「これが知りたかった音楽制作の秘密100」レビュー

島崎貴光著「これが知りたかった音楽制作の秘密100」を読みました。

 

音楽制作に関する様々なQ&Aが、だいたい見開き1トピックで書いてあって、あまり時間がないときでも少しずつ読み進めることができます。

 

 

良かったところ

・見開き1トピックなので時間がないときでも少しずつ読み進めることができる

 文章自体も分かりやすく、読んでいて飽きないというか、疲れない感じです。

 

・音楽制作にあたって気になるトピックが多い

 プロの作曲におけるトラック数のような「制作技術には関係ないけど知的好奇心を    満たしてくれる」ようなトピックから「作曲における具体的な手法」まで、広く様々なトピックが収録されています。

 

イマイチなところ

・広く浅くという感じなので、より詳しく知りたい場合は専門の本を買わなければならない

 多分広く浅くがウリだと思うので、言いがかりと言われそうですが。。。もう少し詳しく知りたいなーと思うようなトピックがいくつかありました。

 

・どこかで見たり聞いたりしたことがあるトピックがある

 この情報サンレコで見たような・・・というようなトピックが複数個所あるように感じましたが、キュレーション的な感じで1冊にまとまっていて良い、とも言えるかも。

 

ということでイマイチな点も見方を変えればメリットになるかもしれません。

 

最後に

全体的に、肩肘を張らずに「読みたい箇所から読んで下され」という雰囲気を感じます。

 

「東京と地方どちらに住んだ方が有利か」というトピックがあるのですが、「地方でもがんばれば・・・」みたいな玉虫色の回答ではなく「東京在住の方が有利です」と地方在住者に忖度なく答えているところに好感を覚えました(笑)

 

プロの作曲家がどのようなかたちで作曲しているのか、作曲に向きあっているのかも知れて、作曲意欲がまた増しちゃいましたよ~